「プロレスの練習は、ぶっ倒れてから始まるものだと知った」
(ジャイアント馬場)
「桜に負けない。」□
「木乃伊」を「ミイラ」と読むことを
初めて知ったのだが、
そもそも「木乃伊取り」ってなんだ?
という議題で酒場が盛り上がる。
なんだか漫画のようなおかしさをもつ諺であるが、
これって日本製の諺だよね?
日本に木乃伊なんて無いし、木乃伊取りという人種は
居ないわけで。
普段の生活でこの諺を使う状況に出くわしたことは無い。
ただ実はアトリエでは、よく使われていたことに気付く。
油彩作品を制作するためにデッサンを始めたのだが、
デッサンに注力し過ぎて(逃げて)、
作品を制作しなくなってしまった輩をさして
「木乃伊になっちまった」と言うのはよくある話だ。
やっぱり僕らは作品を作らなくてはいけません。
クリエイターは木乃伊になってはいけません。□
新政 colors 天鵞絨 ヴィリジアン 生酛純米
(秋田・秋田市/新政酒造株式会社/評価:10点)
JOJOの奇妙な冒険の第一部。
ジョナサン・ジョースターがアンデッドに放った
必殺の「ズームパンチ」。
肩の骨を脱臼させ、腕のリーチを伸ばしながら
その痛みは波紋疾走で軽減させ放つパンチである。
何段階にも腕が伸び、パンチが迫ってくるという
とんでもない大技である。
新政のヴィリジアン。
何段階にもわたり脳髄に沁み渡ってくるこの深さ。
まさに僕にとって日本酒界のズームパンチである。
この酒に出会い僕の日本酒行脚ははじまったのだ。
ヴィリジアンって天鵞絨って書くのね。
絵を描いていても全然知らなかったぜ。□