僕と日本。

年末年始をどうすごしたという話になって。

シンゴジラを観て、
完結した漫画全25巻(名前は忘れた)を
読破しました!」という話を聞いた。

そんな話だけで怯んでしまう年頃のワタクシ。
実は、コンテンツを消化するだけでも、
かなりのエネルギーを消耗するんですよね。
若いときは、エネルギーが溢れているから、
眠らずに一気読みとか、一気にクリアとか
できるんだけど、それがすごいことにすら
彼らは気付いていない。
当時は、勉強もせずに漫画読んぢまったぜ....
と、うな垂れたりするのだけど、今となっては
それがいかにすごいことかを思い知る。
一心腐乱にひとつのことをやりきるという
エネルギーへの賛歌。
すごいなぁ。と素直に感想を漏らしたら、
「毎年、個展やってるあなたもすごい」と
言いかえされ、またドキッとする。
それほどすごいことでもない。
体力は落ち、眠らずに描いてきたこれまでの
スタイルは、正直もう無理だと感じている。
小さな時間をより充実させ、やりかたを変えて
いかなくては絶対に乗り越えられない。
1秒1秒確実に変化していく体と、どう和解し、
続けていくか。
これがこれからの大きな課題なのだと思います。

日本の企業を眺めてみれば、これも同様で、
これまで技術立国と呼ばれ経済成長を支えてきた
企業でも、経済の変化、自らの変化に気付けず、
これまでのやりかたからの柔軟な切り替えを
してこられなかったことへの末路が露呈している。
これはそっくりそのまま、未来の僕に当てはまって
きているように思うのです。

変化していく自分。変化していく日本。

それらの変化とどのように付き合っていくか、
そのやり方を作っていくことが、
これからの自分の課題であり、
また日本の課題でもあるのだと思います。□

世の中の目

いらいらと掃除をする人。
忙しい中、貴重な時間をとられ、掃除に時間を
費やさなくてはならない。その気持ちは分かる。
だけど、折角、周りの人に率先していい仕事を
してくれているのに、
いらいらして見せてしまっては台無しだよね。

忙しい中でも、その姿を隠し、楽しそうに掃除を
する人を見た時、僕らはその姿に憧れ、背中を
追うようになるんじゃないかなぁ。

逆に、いらいらする姿を見せてしまったら、
折角の仕事も、単なる「親切の押し売り」になって
しまう。感謝どころか、その人の品格までをも
失うことになってしまう。
仕事してさらに品格までも失われてしまうなんて
これでは何とも勿体ない事じゃないか。

どんなときでもいかに楽しくにふるまえるか。
それが世の中が僕らに期待する「目」ですよね。□

書斎が欲しい。

新しい絵の構成を始める。
駅前にある珈琲店。
手元にあるのはスケッチブックと資料だけ。
これがなかなか集中できる。
正月にぐうたらの底まで落ち果てた自分にも、
まだこげなパワーが隠されていたのか...!
と安心するほど作業に没頭することができる。
(正直、安心などしてはいられないのだが...)

年末に「書斎」というものを体験する機会が
あった。「書斎なんてものは金持ちの道楽だ」と
これまでまったく目を向けずに来たのだけれど、
気になる書籍たちに囲まれた小さな部屋で、
読書・物書きのための小さなテーブルの椅子に
座ってみると、ものすごく心が安らいで、
考えたり、描いたりするやる気が溢れだして
くるのだった。
こここそが「自分の居場所」なのではないか。
これが「書斎」か!と。
要は、現実・非現実を切り分ける空間の大切さを
思い知ったということなのでしょう。
日々の生活は、物や情報に溢れる空間に埋没して
いるから、僕はどうしても気が散ってしまう。
一つの仕事に集中するには仕事だけを見つめる空間
があればいいということなのでしょう。
今のところ、自宅に書斎は作れそうもないから
しばらくの間は珈琲店の「ナンチャッテ書斎」で
凌ぐことになるのでしょう。
絵を観る人にとっては、作家がどこで描くかなんて
正直どうでもよくって「ただいいのを見せてくれ!」
というだけなのだろうけど。いいの描きまっせ~。□

心の遷宮

正月を迎える前にはいつも「宿題」を準備する。
読めていなかった書籍や漫画、
着手できていなかったゲームなどなど....。
要は、ただ溜まっていたコンテンツを一気に
消化しようともくろんで、遊ぶ目標をたてる
だけなんだけど。

.........................結局、何一つできなかった。

一体自分はこの正月に何をしていたのだろうか。
本や漫画を読む。ゲームをするという「ぐうたら」
ですら、実行できないという、「究極のぐうたら」。
朝から炬燵にくるまり、テレビから流れる映像に
なんとなく目をとられながら、昼から酒をのむ。
油断すれば人間なんて、コンテンツをこなすことすら
ろくにできないところまで落ちてしまうのですね。
そして、それが数日も続くと、さすがにこんなことを
続けていたら、天罰が下るのではないか。と不安に
なってくるわけです。そんなころに正月は終わり、
また仕事へ向かっていくことで、罪滅ぼしをする。

正月ってそんなものなのではないだろうか。

ぐうたら以上のぐうたらに身を浸して、心の遷宮
果たすわけです。
「正月は心の遷宮」なのですね。(無理やりまとめた)

ということで明日から罪滅ぼしの日々が始まります。
まずはリハビリから~。□

桃太郎神社参拝記

日本屈指のワンダースポット、
桃太郎神社を参拝した。

今日はそのすべてをお見せしたい。


桃太郎生誕の場所と言われる場所に
その神社はある。
犬山市の山道を歩くこと片道40分。

まず入口でお出迎えしてくれるのは、勿論彼!

 

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フルチンか! 

 

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 お尻もセクシー!

 

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鬼もいる。

 

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ばあさんが毎日洗濯していた岩までもが残されている。

 

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 爺さんは芝刈りへ。

 

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階段を上りきると桃型のアーチがあり、
その向こうに桃太郎神社が現れる。
ん、何か書いてある。近づいてみよう。 

 

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 うまい!鳥居をくぐって参拝を済ませる。

 

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翻ると、宝物館が。
なんだか怪しげな雰囲気だが、
入場料200円と安いので見学を決める。

 

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 レ・イ・ク!!

 

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 鬼も優しい時代です。

 

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 どこへ行く。

 

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鬼が倒れ、 最後に待つのは...........。

 

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珍宝!
これはまた見事なお宝でございました....。

2018年もワンダーな旅をしとう思います。□

 

期待値を下げる

頭の中で思い描いている理想の自分と、
現実の自分を未だに切り分けられない。
これだけ挫折して失敗して痛い思いを
しても、まだ理想のとおりに自分が動ける、
振る舞えるものだと、信じ込んでいる。
理想の自分は、例えば与えられた課題を
3秒で理解し、5秒で回答を出す。
例えば一度見ただけで情報をしっかりと
記憶にとどめいつでもサクサクと引き
出すことができる。
しかし、現実の自分は課題の理解に1時間を
要し、回答を出すのに3時間をかけている。
また、一度みた情報も翌日には綺麗さっぱり
頭から完全に消えてしまっている。
そのたびに認めたくない自分の愚かさに
いらだちを感じる。そしてそれが自分を
苦しめている根源であるとも気付いている。
そろそろ、自分への期待のハードルを下げ
なくてはならないのだろうか、と思い始めて
いる。これが歳をとるということなのかも
しれない。
変って行く自分に合わせた生き方のシフト。
日々の変化を受け入れかみしめて生きる。□