ラスボスは誰

話題の「大英博物館の至宝展」見てきました。
うーん、なんて言うんだろ。こういうの。
いわゆる「ルパンがねらうお宝系」っていうんですかね。そういう世界各国のお宝が「もう見たくねー」ってくらい並んでやがる展覧会なわけです。


なので、どうでもいいものは瞬殺で見捨てて(失礼!)、自分が好きと感じたものだけ丁寧に見る。って感じで攻略しないと、到底、ラスボス(?)までエネルギーが持ちません。


個人的には、ラスボスは2匹(?)でした。


まず1つめは、エジプト文明系のお宝。
『ミイラを入れる棺の蓋』も、色使いといい、緻密さといい、数千年前のものと思えない程ハイクオリティだったけど、ミイラを作るときに内臓を入れる『カノポス壺』にはかないません。こやつ、内臓入れる壺のくせに「かわいい」のである。
シンプルで美しいフォルムの壺に、人や動物の頭をかたどったカラフルな蓋がのっかっている。
なんか不謹慎だけど、ブルーナの絵を見てるときの感じに似てました。


2つめは、『ルイス島のチェス駒』。
これもかわいい。持って帰りたいくらいにかわいい。
小人族(?)をモチーフにした感じのチェス駒です。
目がきょろっとしてるところにマヌケさを感じつつも、愛おしさがこみ上げてくる感じ。まぁ見てやってくださいな。
ともかくこんなんでチェスができたら幸せだよな。と思ったね。そのためにチェスのルール覚えてもいい!くらいに。



しかし。出口で待ち受けていた最後の驚き。
実はこれが本当のラスボスだったのかもしれない。


なんと、あの「海洋堂」が大英博物館の至宝をフィギュアにして販売していたのである。「カノポス壺」や「ルイス島のチェス駒」も例のごとく最強のクオリティでフィギュア化されていた。
おまけに、これらの作品は既に本場大英博物館でも販売されることが決定しているらしい。.....もはや彼らの作品も「至宝」になりつつあるのかもしれない。


当然衝動は抑えられない。
一つ購入し、エイヤのかけ声で開くと。「カノポス壺」が入っていた。
ビンゴ!
もうそれだけで今日もルンルン。うーむ。やはり小市民ですな。ワタクシ。□