悲願

ようやく悲願の尾道三部作を見ました!


以前からずっと探していたんだけど、古い作品なんでほとんど見当たらず、心斎橋のツタヤでようやく発見。さすがに1フロア全部が邦画ですから。ないわけないわな。


強く感じたのは、やっぱり大林監督の「尾道」という町への愛でしょう。
物語などは、むしろ尾道を記録するためのひとつの手段であり、今となっては若干稚拙に感じる撮影技法なんかも、「尾道という場所のその瞬間が映像に残っている」という事実だけで全て消し飛んでしまう。それくらいのパワーをビンビンと感じました。実際、尾道は古い日本の港町という感じで、すごくいいにおいがした。監督の思いはしっかり伝わってる。


個人的に三部作の中では「時をかける少女」が一番好きかな。主演のあの原田知世がなんと中学生(!)。やっぱり(昔の)角川映画って強い。単にお金かけるだけじゃなくて、ちゃんとした映画作品を、アイドルの売り込みも兼ねながら、しっかり作り上げちゃってるんだから。


これを機に、今後順に昔の角川映画を征服していこうかと目論んでます。が、その前に尾道へロケ地めぐりに行ってみよう。ついでにラーメンも食べてこよう。などと考えてる今日この頃です。


すっかり尾道に取り付かれてしまいました。□