宣戦布告

年末年始にかけて制作を開始した100号が徐徐に軌道に乗ってきている。

部屋は100号によって占拠されている。そして部屋の空気までもが油彩ならではの怪しい異臭によって占拠されている。

100号はでかい。モンスターボックスである。

全面に絵の具を撒き散らすだけでもゆうに4,5時間はかかるし、作業が終わるころにはぼろぼろに疲れきっている。描くとはいえ、ここまでくるとスポーツである。格闘技である。

実を言うとこのモンスターボックスを自分は未だ飛び越えたことがない。
前回は大いなる野心を持って臨み、あれやこれやといろいろな手を使い、時には延命措置でごまかしながら飛び越えようとしたが奇しくも敗北に帰し、無念にも焼却炉行きとなった.....。


今度は負けるわけには行かない。2007年最初の戦闘はもう始まっているのである。□