鼓動

今まさにTOKYOはフリーマガジンブームである。


ブームというより、最早一つの文化として定着してきた感がある。


コンビニ、私鉄・地下鉄の各駅、そこかしこで様々なフリーマガジンが配られている。
ここ最近では、フリーとはいえ、侮れないほどの質の高い情報を提供する雑誌が増えてきている。


中でも一番のお気に入りは「メトロミニッツ」だ。


自分はこの雑誌で東京駅八重洲口が大進化を遂げようとしていることを知った。
連載小説も載っている。丁度一駅で読み終えられるようなかわいいものだが、テーマがしっかりしている。


以前は見つけたときにもらう程度だったが、最近は人気も高く、瞬く間になくなってしまうので、発行日になるとはるばる駅までもらいに行く始末だ。


先日同様に、ちょい悪中高年をターゲットにした(?)フリーマガジン「GOLDENmin」をもらいに行ったのだが、なんと今号で休刊!とのこと。
毎号表紙を撮影した写真家のインタビューが掲載されていた。これまでの表紙の写真も掲載している。1冊の写真集ともいえる質の高さだった。


休刊はとても残念だったが、すぐまた新しい雑誌が芽生えてくるのだろう。


それがこのTOKYOという街の鼓動なのだ。という気がしている。□