セブンイレブンの店内のレイアウトが変わっている。
隅田川花火大会である。
何万人もの客が一斉に押し寄せてくる一日なのである。コンビニもぬかりなく準備している。
昨年の花火大会は最悪だった。
もともと花火大会などやれるような地理条件ではないのである。
道は狭い、会場も狭い。そのくせ人は溢れている。
自分ひとりを滑り込ませる場所を確保するだけで疲弊してしまう。
花火をゆっくり見学できるものでもない。
それでも花火の質は高いので諦めるにも諦められないのである。天国と地獄といったところか....。
そんな経験をふまえの2回目である。
とはいえ個人的には昨年のダメージが今になってもあまり癒えておらず、今回は父親の見たいという申し出に付き合ったという感じである。
.....そしてやはり今年も昨年の嫌な思い出を再度焼きなおすような結果になった。
昨年には見学場所を路上に確保できたはずなのに、昨年にまして増員された警備員が「立ち止まるな、座り込むな、会場へ行け」を連呼し徹底的に客を路上からおいやろうとする。
会場に場所がないからここにいるというのに。いらいらしてくる。
結局、会場内の通路に座り込んで見学するという結末に至ったのだが。
広大なスペースをビニールシートで確保していた学生らしい集団は花火が打ちあがるや否や、トイレに立ち始めたり、卑猥な会話を大声でしている。花火など単なる口実に過ぎないのだ。
まったくひどいものだ。花火を見るにも体力が必要だ。□