夏の牢獄

待ちに待った夏休みが来たというのに外に出ることはまかりならない.....。


こんな夏は初めてだ。


サウナのような部屋で大汗をかきながら終日仕事をしている。


寝室のブラウン管には北京五輪がかかりっぱなしになっている。


この大変な時期に五輪があって本当によかった。


彼らのがんばりが今の唯一のなぐさめになってくれている。
彼らの苦しみに比べれば今の自分の負荷など蚊がさすようなものなのだろう。


「次回ロンドン五輪ではあのブラウン管はプラズマか液晶に切り替わっているのだな」


などと思いながら机に向かう.....。□