11/17に渋谷に岡本太郎作の巨大壁画作品「明日の神話」が出現した。
井の頭線の改札から銀座線に向かう連絡通路にドンと設置された。
今日初めてそれを目の当たりにした。
すごいことだ。うれしいことだ。
「明日の神話」は昨年、東京都現代美術館ではじめて見た。
メキシコで壊滅的なダメージを受けた状態で発見された後、有志が集まり大修復作業を施し、いよいよ公開という運びになったのであった。
まずそのあまりの巨大さに目をむく。
本当にこれが人間一人のもちうるエネルギーなのか?と疑ってしまうほどのマグマがあふれ出している。
東京都現代美術館での展示後、この歴史的大作をどのように守り、公開していくかが有志によって議論され、渋谷での設置プロジェクトが着々と進められたようだ。
作品そのもののすごさもに加え、こういう前向きで団結した活動にもうれしさを感じてしまう。
スペイン・ソフィア王妃芸術センターの「ゲルニカ」に並び、この「明日の神話」が日本のゲルニカ的シンボルとなっていくことを切に願う。□