想いの根源

ようやく大阪の新住居が決定した。


10社ほどの不動産会社とアポをとり、先週末に数十件の物件を下見した。


衣・食・住というだけあって、住は非常に重要である。


毎日を過ごすための空間をいかに充実させたものにするか。
それが日々の全ての生産活動を充実させることにつながる。
ここで手を抜いたら全てが崩壊する。それくらい重要である。


物件は、今住んでいる2DK、44平米という条件に近いものを探していたが、最終的に1LDK、40平米の物件に決定した。ちょい狭めである。
が、駅からの近さや利便性等、他の条件においてはほとんど自分の要望を満たす物件に出会うことができた。本当に感謝である。


これでようやく引越し準備に没頭できる。


それにしても、自分はここまで「肉食動物」だったろうか?
どちらかといえば自分は「草食動物」だと思っていた。
対外的な攻撃姿勢がそれほど強い人間ではない、と思っていた。


が、今回の物件探しにおいて、自分はまさに「肉食」だった。
自分の要件をかなえるため、前面に要求(エゴイズム)を噴出し、不動産屋、会社と戦った。
今から思うと、その姿は多くの人に迷惑をかけたろうし、すごくあさましく、見難い姿だったかもしれない...。
それでも惜しまず協力をしてくれた全ての関係者に本当に感謝したい。


いづれにせよわかったことは、


「いかに強い想いをもつか。が自分の理想を実現する」ということだ。


このとき、強い想いは「持とう!」といって持つものでもなく、勝手に噴き出していたように思う。
その理想の境界の手前と向こう。そこで生と死が分断される。
今回自分にとっての物件探しはそれくらいの緊張感があった。だから死守できたのだと思う。


要は、何かをつかんだり、実現させるためには常にそういう境界に自分を追い込まなくてはいけない、または追い込まれなくてはいけない。ということなのだろう。それが体感できた。
もちろん、時には譲歩したり妥協したり人間性というものも堅持しながら進めなくてはならないのだろうが....。


さあ、荷物の梱包を始めようか。□