アメリカドラマ

(※注意!==========ネタばれ含む!!!!!==========)


今更だが話題のテレビドラマ「24」を見た。



24時間もの時間をかけて全て鑑賞した。という達成感は残った。
が、残念ながらそれだけである。それ以上のものは残らなかった。


確かに、24時間をリアルタイムでドラマ化するという発想はすごい。


が、2時間という枠に可能な限りの情報を詰め込む「映画」を見慣れてしまったせいで、24時間もかけて1つの物語を追いかける。という尺度の違いにわずか数時間見てため息が出てしまう。あと20時間もあるのか...。と。


見始める前に知人から「ラストの2時間で話がひっくりかえる!」と聞いてしまっていたから、ラストでニーナが突然寝返る箇所をみても、「やっぱりね」としか思わない。


そもそもラストまで充分な時間がありすぎるので、その間ありとあらゆるどんでん返しを想定してしまっていた。
どんでん返しなら、アルメイダかニーナが裏切ることくらいか。途中でそんなことも容易に考え付いてしまうのだ。
もしこれが映画だったならば、そんなことを想定する時間などなく一気にラストまでもっていけるからこのラストでも相当驚いたに違いない。
24時間をリアルタイムで。という発想があだになってしまった。


更に、ニーナが突然寝返るという、たった一本の柱で24時間全てのストーリーを背負わせるというのもとんでもない無理のある設定のように思う。
冷静に序盤を見返しても、そんな複線も全くなかった。取ってつけたようなラストに納得はできない。


あまりにも周りがおもしろい!おもしろい!と騒ぎすぎているからどんなものかと期待しすぎてしまった。それもまずかったのかもしれない。


何はともあれ、アメリカドラマは中だるみする。という結論に達したことは一つの収穫だろうか.....。□