引越し前の大処分がようやく終わった...。
書籍、CD、ゲーム、DVD、ビデオテープ...本当に捨てた。捨てた。捨てまくった。
最初は緩めがちだった処分のフィルターも、このままでは全然整理が進まない!という事態に直面したとたん、急激にきつくなり、どんどん捨てることに加速がついていった。
これでもか!というくらい加速がつくと、やがてそれは快感となり、本当に必要なものまでも捨ててしまおう!というくらいまでの情熱に変わる。(勿論そこでブレーキはかけたが)
引越とは、過去を直視し選別する機会なのだと思う。年末の大掃除しかり。
大切だと信じてしまいこんでいた過去も、実は改めてじっくり直視してみると見る価値のあるものはほとんどなかったりする。
押入れからどっさり出てきた過去のクロッキー帳。
改めて見るとどれもこれも「なんじゃこりゃ?」というひどい内容であった。
当時は自分の全ての汗と涙の結晶と信じていたものも、今となっては単なる落書きでしかない。
自分はこれしきの内容をすごい!と自惚れるほど重度の呪縛にかかっていたのか...。
ダイヤモンドだと信じ込んでいたものが改めて見直してみたら泥の塊だった。みたいな。
過去にしがみついたり拘ったりすることは、ほどほどにした方がよいのかもしれない。
これから作る新しい環境に過去を持ち込むことはなるべく避けた方がいいように思う。
(過去をリセットする機会は実はそれほど多くはないのだろうし)
勿論、これまでの過去の積み重ねが今の自分を形成しているという点で過去は重要なんだけど、あまりに後ろ向きに過去を振り返り振り返り前進しようとすると、電柱にぶつかったり、地雷を踏んでしまう気がする。
ふだんは極力前を向いて歩く。そして年1回くらいは過去を棚卸しする。
2009年はそんな感じのサイクルで進んでいこうと思っている。□