阪急茨木市駅構内のギャラリーにて、第9回樹の会展が2/12よりスタートする。
年末年始をまたいで引越し等あり、新しい作品を描きおろすことはできなかったため、昨年に他のコンクールに出品した作品を展示した。
今日はギャラリーの設営を行った。
設営にはこれまで一度も参加したことがなかったが、今年はちょうど祝日に重なっていたため、初めて参加することができた。
設営にあたり突然、師に「今年の設営リーダーは君だ」と言われどぎまぎする。
会場の壁には40枚近くの大小の絵が無秩序に立てかけられている。
これをそれぞれ最も栄える位置に配置していかなくてはならない。
いわゆるカオスな状態である。自分自身の頭の中も全くのカオスであった。
この状態で40名近く集まったメンバーに何を指示せよというのか.....。
が、まずは並べ方は独自に決めてよいということで、主要メンバーで試行錯誤しながら最適な場所を試行錯誤で決めていった。
その後、壁から絵をかけたり照明を設置するなど実務的なところを全員で行っていった。
延べ2時間30分くらい。
狭い会場でありながらでかい絵や梯子を担いであっちこっちに行ったり来たりで、ぼろぼろに疲れる。
普段体を動かさないせいもあるけど、設営はスポーツでもあるなと強く感じる。
そうして展示が終わった。
40名の個性が一同に展示されるのを鳥瞰すると、やはり自分の絵の弱さが「痛い」。
高い理想と誇りを持ち取り組んできたつもりではあったが、ここまで自分の絵は弱かったか...。と思い知り、とても悔しい。
もし俺の絵が藤田やバルテュスのような絵だったらこの空間全てを支配できたはずだ。
そういう隙や弱さを克服していきたい。
ただそういう達成感がほしい。
その悔しさをエネルギーにしてまた描いていく...。□
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[INFOMATION]
■第9回樹の会展
■場所: 阪急茨木市駅構内ギャラリー
■期間: 2009年2月12日(木)〜2/17(火)