祭。

モンスターハンター3ポータブル発売。である。


仕事帰りにヨドバシカメラに行ったら、ここ10年くらいでは見たことの無かった、まさに長蛇の列が延々と続いている。どこが最後尾なのかがわからない。フロア全体を覆っている感じだった。


「完売」だった。


「迂闊」だった。


中高生のころの一連の「ドラゴンクエスト騒動」以来、作り手も社会現象への対策を試みるようになり、品薄などは昨今とんとご無沙汰だった。


店頭に徹夜で並ぶ輩や、暴力沙汰でゲームをふんだくるような輩は一掃されて久しい。
最後に並んだのはスーファミの「ドラゴンクエスト5」であったが、あのころには開店時間に来た連中も容易にゲームを手にすることができていた。
そういう時代の終わりを感じ寂しく思った記憶がある。


思えば、ゲーム少年だったころは飢えていたから、手に入れるために予約や並ぶということを当たり前のようにやってきた。だから、このような大作系のゲームが手に入らない、という経験をしたことがなかった。


が、ここに来て人生で初めて「手に入らない」という経験をしたことになる。


が、「ないならしゃーないな」と簡単にあきらめてしまう自分。「人生初?貴重な経験だな」などとうそぶいてしまう自分。
そういう自分にちょっと驚き、年をとったな、変わったな、と感じてしまったりもした。


ゲーム以外にやることはあふれるほどあり、それをこなしているだけで、次のリリースになってしまうのである。


なんかもうちょっと貪欲に戻りたいな、と思ってしまった。


手に入れられた人、おめでとう。


でも年末までには手に入れたいですな。□