異邦人

大阪でもいよいよR25の配布が始まった、と聞いた。


が、普段通る道に配布場所がなく、手に入れることはなかった。


先日の水曜日に大阪駅を歩いていたら偶然発見したので、猫まっしぐらに入手したのだが。


それは先週の木曜日に出された号であった。


JRと阪急の連絡通路である。


通常ものすごい人通りであるにもかかわらず、1週間たっても在庫があるこの事態に、ちょっぴり驚いた。


ただ知られていないだけなのか、知っているけど興味が無いのか.....。


これが東京であったら配布日に速攻でいかなくては入手できないはげしい争奪戦の記憶があったが、地方都市大阪ではその価値もこの有様だ。


これだけ有意義な情報が記載された冊子が無料で配布されていても、多くの人々はそ知らぬ顔なのである。


やっぱり大阪は東京には近づけない。


数年前近鉄劇場が閉館となり、大阪出身の役者たちが東京へ出て行ってしまったときに、これと似たことを感じた記憶がある。


同様に美術に関する庶民の関心についても、日本最低レベルであると感じる。(お隣の京都はそのま逆であるのに)


要するに即物的なのだね。


未来の金を生む種を今育てるために投資をするという考えが無い。今金が欲しいという考え方なんだろう。きっと。


どっちがいい、どっちが悪い。というのではないけど。


やっぱり、東京はすごい。□