3つのものづくり

恒例の秋のスケッチ合宿が近づいてきた。


そろそろ、かくし芸の準備を始めなくてはならない....。


毎年、脚本・演出・主演を一人でやってきたが、そろそろ演じることからは卒業したいと思っている。


プロデューサーになりたいんだよね、僕は。舞台裏の黒幕になりたい。


シナリオはできている。


あとはキャストだ。


センターをお願いしたい人間が多忙でこられるかどうかわからない。


とにかく男手が少ない。それが毎年頭を悩ませる。


「もやもや48」などと称してみても48人集まることなんて未来永劫なさそうだ......。



そもそもなんでこんなことやってんだ。ということなのだが、これは自分のものづくりに対する哲学の実践なのだ。



僕にとっての「ものづくり」というものは3つあると考えている。



1つめが、文明のものづくり


これは、文明を前に進めるための組織的なものづくりで、例えば会社での業務などを示す。



2つめが、文化のものづくり


これは、個人による文化を潤わせたいと願う芸術的なものづくりで、まあ絵画制作ですね。


そして3つめが、空間のものづくり


これは、空間をぽかぽかにする、というものづくりです。ものといっても形はないのだが...。
例えばお酒の席を楽しい話で暖めるとか。イベントを企画・演出して楽しさを創出するとか。「サービス」とも言い換えられるかもしれない。



かくし芸をしたいと思うのは、おそらくこの3つめの「空間のものづくり」を実践しているのだろうと思う。


スケッチ合宿とはいえ、自分にとっては最早「空間のものづくり」のスキルを磨くための合宿になっているんだね(絵を描け)。


ぽかぽかにするどころか、場をしらけさせてしまうことも多々あるかもしれないけれど(!)、ものづくりってのはどれも、そううまくいくものじゃない。
時間をかけてじっくり磨いていきたいと思ってる。


昨年のピンクレディーは練習量の割には成果がでなかったので、今年は練習を極力減らしつつ、パフォーマンスを上げる企画を披露する予定です。


戻ってきたら、また楽しいお話ができると思います(?)。さあ、次号つむや、つまざるや?.....(最近こればっかり)□