すばらしいライブでした。
2014年の極私的ライブランキングでは堂々の1位かと。
33年ぶりのライブツアーということもあって、大阪城ホールは大盛況。最上階からの立ち見での参加となりました。
竹内まりや姐さんは、寡作で、かつメディアにも滅多に姿を現さないという印象があるけれど、
生まれて初めて拝む生のまりや姐さんは、
やっぱり歌がうまくて。
MCにもユーモアがあって。
還暦前とは思えないほど若々しくて、美しくて、かわいくて。
.......震えました。
これまでのクリエイティビティをふりかえるように1曲1曲を丁寧に歌い、語り。
しかもバックバンドは山下達郎率いる最強の布陣! 非の打ち所がありません。
1秒1秒が美しく溶けていく雪の結晶のようで、
会場にある全てを持ち帰りたいと思ったほどのライブでした。
33年ぶりのツアー。7年ぶりのニューアルバム。寡作であるにもかかわらず、ファンはいつも待ち続けている。
「私はやっています!!」などと主張しなくても。どんなにゆっくりでも。丁寧なよい仕事を確実に1つ。そしてまた1つ。と残していく。
その精度の高さに、ファンは絶対の信頼を預けている。
主張することは、野暮である。
全て仕事が代弁してくれるように仕向けなくてはならない。
そういう信念が感じられる仕事にしなくてはならない。そこに美しさが現れるのではないか。
高倉健さんの仕事もそうだったし、竹内まりや姐さんの仕事もそういうふうに見えました。
そんなことを改めて確認できたライブでした。
そろそろ4月の個展の構想をはじめます。
このたびのライブで感じた「仕事の質」を強く意識して制作に臨みたいと思います。
さて、どんなものが出せるか....。また戦いが始まる。
まりや姐さん、力をありがとう。それではまた次のツアーで!そして、また次の個展で!□