美術館の女の子。

 

 「美術館の女の子はかわいい。」

  

居酒屋でふと話題に出したら、

アトリエの仲間からも賛同の声。


これまで何となくそんなことを感じていたのだが、

美術館に行ったときは、単に自分の目が

美しいものを探す目になっているから、

多くの女性も美しく見えているだけなのだろう。

.....と思っていた。


だが、それは気のせいではなかったらしい。

 

美術館に来ている女の子は実際にかわいい子が
多いのだ.....!

美しい人は、美しいものに自然と惹かれるから
美術館に集まるのだろう。

......という皆のご意見。

 

実際にふと絵から目を離して会場を見渡すと、

本当に美しい女性が多いのです。

 

女性は「蝶」に例えられるのかもしれない。

美しい花から花へ華やかにわたっていく存在。

彼女たちは、独自のアンテナで美しいものを察知し、

蝶のように美しいものの間を飛び交っているのだろう。


ならば!僕の仕事は「花」でなくてはならない。

よい仕事をたくさんして蝶がたくさん集まる花ではなくては...!

そんな気障なことをぼーっと考えながら酒を飲んでいたのだが。


カウンターの向こうに座っている女性客にふと目が。

 

「居酒屋の女の子もかわいい。」

 

ほろ酔いになって少しガードを外しかけた

素の表情が色っぽく見えるのではないか?

 

.......んもう、きりがないねー。

さー、とっとと仕事!仕事!□