マカロニサラダを作ったのだが。
......まずい。
.........まず過ぎる。
なんてまずいマカロニサラダなんだろう。
びっくりしてしまったぜ。いや、まじで。
簡単なレシピである。
いったいどこをどう間違えたら斯様にまずくなるのだろうか。
冷静にこの不味さを分析してみた。
まず、人参が硬い。
ごりごりしていてマカロニのやわからさと喧嘩をしている。
生で入れたからだ。
だが生であることがまずさの原因ではないと思っている。
原因は、人参の大きさだ。
歯ざわりが嫌悪感に残るほど、人参の切り方が大きかった。
生でもいいが嫌悪感を残さないくらい小さく薄く切らねばならなかった。
次に、マカロニ以外の具材が多すぎる。
いったい何サラダなのだ、これは。
人参、玉葱、きゅうりで溢れている。
マカロニが埋もれてしまっている。
味はしっかりマカロニサラダになっているのに。
それなのにしっかり、まずい。
つまり料理の味は、味付けだけで決まるわけではないということなんです。
見た目や、具材の量、具材の大きさ、それが味に相当な影響を与えている
ということなのです。
例えば、豆腐を全く切らずに丸ごと味噌汁に放り込んでも、
一応は「豆腐の味噌汁」なのだけれど、見た瞬間に「食べたくないなぁ」
になってしまう。
口に入ればいい。ではないのですね。
まず目で見て、おいしくなくてはならないのです。
以前のブログで「居酒屋よどみ」について書いたけれど、
あれは店そのものの見え方で料理の味が落ちた事例でした。
見た目ってすごく大事。今更そんなことをかみ締めています。
絵画と同じなんだね。
ものづくりは全て同じエッセンスでつながっている。
そんなことを感じながら、これからもみっともなく失敗を楽しんでいきます。□