花。

「男の子は花。女の子は蝶。」

 

女の子は、僕の周辺をひらひらと舞いながら、

ちょっと離れたと思いえば、ときおり戻ってきたり、

ずーっと遠くへ飛んで行って二度と戻らなかったり。

 

本当に蝶々のようだと思います。

 

自分にできることはせめて蝶々がとまってくれるよう

花として、「綺麗に咲くこと」だけなんだけれども。

 

.......ダメね。

 

より綺麗に咲く別の花の方にみんな流れて行ってしまう。

僕は、彼らのようにあれほどに華麗には咲けない。

僕の強みは、あのような華麗さは無いけれどただしぶとく、

長く咲き続けることだけです。

 

とまってはくれないものだろうかね、この鈍い花に。蝶々。□