「どうしたもんじゃろのう~...」
NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」の主人公・常子の口癖。
奇跡のフレーズです。
どんな深刻な悩みであっても「なんとかなるさ」と、
自分自身に暗示をかけるような効果がありながら、
相手にも、悩んでいることがちゃんと伝わります。
それでいて深刻にさせず、むしろくすっと笑わせて
しまうようなフレーズ。
これは間違いなく奇跡のフレーズです。
打ち合わせの席で、つい無意識にこの言葉が
出てきてしまったのだけれど、打ち合わせの空間が
ほんの少し和んだことがはっきりとわかりました。
人って、他人の痛みをちょっと欲しいと思っている
時があって、それでいて深刻にはなりたくない。
とも思っていたりして。
自分の痛みをちょっとしたネタに変えてしまうような余裕。
そんな言葉が実は世界をちょっとほっこりさせるのです。
ふだん悩むことは多いけれど、あまり深刻にならず、
軽く笑い飛ばすくらいに。
それくらいおおらかにかまえていたいものです。□