スーパーが好きである。
もう少し具体的に書くと、平日遅くに帰宅する際、
ちょっとした非日常感を味わえるせめてもの手段が
スーパーなのである。
今日の日本においては、ものづくり産業の多くで
飽和感がにじみだしているが、それは食品業界に
於いても同じである。
「えっ。こんなものが!こんなものまで?」
こんなのがあったら嬉しい。というものは概ね
商品化されていて、料理というクリエイティビティ
のお手伝いをしてくれている。
それぞれの商品パッケージの意匠も見ていて楽しい。
そんな発見を楽しみにしてスーパーを歩くのである。
そして発見のたびに、僕はシュワワっ(※)となる。
(※:毛穴からカタルシスるが抜ける感じ)
美術館を歩くのに似てるね。
本屋も居酒屋も美術館もスーパーも。
僕の好きなもの全ては本質がつながってる。
みつばちが花に集まり蜜をもらって受粉を手伝う。
増田力也がスーパーや美術館で元気をもらって、
制作で社会に還元する。
結局僕もみつばちのような奴なのかもしれない。□