小市民レジスタンス

 

電車の中にて。

 

ほぼ100%の人間がスマホを見つめている。

 

.........................大丈夫ですか、日本人?

余計なお世話様なのでしょうけれども。

とても不安です。なんでしょうか、この不安感は。

 

ジョン・カーペンター監督の傑作「ゼイリブ」は、

知らない間に人間社会に忍び込んだエイリアンに

人間が浸食されていくというスリラーでしたけど。

あの映画から感じる寒気と同様のものを感じます。

全ての日本人の知性、想像力、伝統、文化といった

ものが刻々と破壊されていくような気持になる。

 

どこに行ってもネットワークとつながる社会です。

その中で自分はネットワークとつながる時間を

創造に直結する情報調査や発信だけに絞り、

なるべく最少限にするように意識しています。

 

100%の人間がスマホを見つめる車内で、

僕はあえて本を読む。読書で抵抗するのだ。

 

.....この時代には古いのかもしれないなぁ、僕。

でも負けませんぜ。

やっぱりアナログが好きなのだ。紙のにおいも。□