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みんな自分を見てほしい。

 

秋のスケッチ教室が無事に終わった。

 

今回は京都植物園を訪れた。
天気もよくコスモスや秋の薔薇が美しく
咲き乱れ、絶好のスケッチ日和となった。

スケッチ教室を始めて5年目になるが、
初回からずっと研究生たちとの
コミュニケーションを目的とした「会報」を
必ず作って配布している。
自惚れるつもりはないが、自分なりに、
なかなか力を入れている。
以前も書いたと思うが、この会報欲しさに
参加してくれる人が現れないものかとすら
思っている。

が。

それどころか、読んでさえくれない現実。
手に取るや否や、折りたたんでカバンに
しまって終わりである。
どうしたら目を引くことが出来るか。
今回は新連載記事を大幅に加え、スケッチ
だけではなく、映画、グルメなど使える情報を
満載にしたつもりだ。
とくにグルメ情報は京都植物園界隈で美味しい
と人気の高い店を調べて掲載したのであるが。
実際その情報をみて足を運んだ研究生は
居なかったのである.....。

絵画を見てもらうことも。

会報を見てもらうことも。

うまくはいかない。

人々は毎日忙殺されている。
そんな中の貴重な時間を割いてこちらに目を向けて
もらうということがいかに難しいことであるかを思い知る。

確かに、自分を振り返ってみても、
仕事から帰り眠るまでの残された時間をどう使うかに悩む。
アニメーターは自分の作ったアニメを見てほしいと思っている。
ゲームメーカーは自らのゲームをやってほしいと思っている。
漫画家は自分の描いた漫画を読んでほしいと思っている。
........だが僕の体は1つである。
その中の1つを選ぶことしかできない。
更に制作のピーク時は1つすら選ぶことができない。溺れている。
豊かな時代である。
豊かすぎるのかもしれない。
誰もかれもが個人の有限な時間の取り合いをしている。
みんな自分を見てほしいのだ。
そのなかでどうやって自分に振り向かせるか。難しい時代である。

 

そんなスケッチ教室の会報だが。
次回こそはせめて一瞥でも見てもらえるようにさらなる工夫を
試みていきたい。1つでもお気に入りの記事を見つけてもらいたい。□