ふたつの視点

ものづくりにたずさわって、

ふたつの視点を知る。

ものをつくる視点と、

ものをつかう視点。

つくるときは、つかう人の気持ちを、

つかうときは、つくる人の気持ちを、

無意識に考えるようになった。

つかったときに、なんだこれ!?

と思うことがあっても、刹那、

きっと大変な舞台裏があったことだろう、

と作り手に慈しみの気持ちが生まれる。

世界中の誰もがなんらかのものづくりに

かかわっている。

つくるときも。つかうときも。

誰もが、相手を慈しむ気持ちをもって暮れたらいい。□