手ぶらイズム

手ぶら。

に憧れる。

出先で本を読みたい。手帳も必要。財布も必要。
昨日かったお菓子も入れておこう。
....気付けば、鞄がいつもパンパンになっている。
更に、折角詰めたこれらの物々も、
全部を使う間も無く、ただ重かった。
で終わるケースも多々あったりする。

やっぱり手ぶらがいい。

手ぶらになれないか。

ずっとそう思っていた。

そしてついに決行したのであった。

最低限の小さなメモ帳と筆記具だけを胸ポケットに入れ、
手ぶらになってみた。

快適だ。

これこそが求めていた手ぶらイズムだ...!!

........と、しばらくの間、ルンルンでいたのだが。

サブの小さなメモ帳に記載したメモは最後の最後に
マスターのほぼ日手帳に転写しなくてはならない。
どうしてもその手間は避けられない。
すると、じゃあほぼ日手帳は持ち歩こう。
ならば、財布も。本も......となって、
結局元のスタイルに舞い戻ってしまったのであった........。

1歩進み、1歩戻る。

手ぶらイズム、崩壊............。

やっぱり僕は「重い鞄イズム」で生きるしかないみたいだ。□