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世界の社食から

GW明けから社員食堂が大きな変貌をとげ、
連日の大混雑の大混乱状態になっている。
30~40メートルくらいの行列ができ、
しかも列は遅々として進まない.......。
一体どこにこれほどの人間が隠れていたのか。
列が進まないのは、スタッフの不慣れによる
手際の悪さもあるが、給食会社の拘りもある。
かつての給食会社も嫌いではなかった。
速いし、メニューも定期的に更新され、売切もなく、
飽きないような工夫もされていた。
だが、社員たちは「もっと美味いものを!」と叫び
このたびのペレストロイカを行った。
その結果、手間がかかるがより美味しい!という
給食会社が採用された(と感じている)。
確かに美味い。
だが料理に拘りがあり、給仕が追い付かない。
あらかじめ準備していたものが完売となった後、
料理を皿に盛りつけ、提供し、また次を盛り付ける。
行列の流れが止まる。
結局昼休みの多くの時間を待ち行列で過ごすことになる。

料理も、ものづくりである。
 芸術性をとるか商業性をとるか。
ものづくリストの宿命は、この二つのはざまを常に彷徨う。
ものづくリストは芸術的な作品をじっくり時間をかけて
作りたい。だがそれではお客さんが痺れを切らしてしまう。
芸術的な拘りにはある程度の水準で見切りをつけて、
商業性に譲歩せざるをえない。
今、わが社員食堂のスタッフたちは芸術と商業のはざまに
ゆれているのである(大袈裟かもしれないけれど)。
アーチストはつらいよ......。□