自分だけの宇宙

自分が24時間を費やして絵画のスキルを1つ上げたとき、

誰かは24時間を費やしてプログラミングのスキルを1つ上げている。

または、楽器か。スポーツか。ゲームか。はたまた、座禅か。

皆、平等に与えられた時間を活かし、

何かを1つ、確実に積み上げている。

互いに自分が見ることのできなかった「if」を積み上げている。

時折その「if」が他人から垣間見えることがある。

そのとき、誰もがその中に「自分だけの宇宙」を抱えていることに

気付くのである。全ての人がもつその「宇宙」に敬意を払いたい。


最近始めた雑草スケッチ。

誰も目を向けることもない雑草を描いていて気が付いたことは、

雑草も彼だけの24時間を確実に重ねている。ということだった。

最早スケッチをするために、特別な場所に行く必要はない。

ただ普段歩いている道でふと足を止め、足元をじっと見るだけでいい。

そこには僕らが知らない営みを積み重ねる雑草が、

「自分だけの宇宙」を魅せてくれているのである。

雑草に限らない、どこにでもすぐそこにもそれぞれの宇宙が

転がって、広がっているのです。

世界って面白すぎない?。

これからの人生、きっとずっと退屈はしないと思うのです。

雑草に感謝。□