ここにも光と影

新しい眼鏡を購入した。

折角だから、これまでに一度もかけたことのない
太いフレームのものにした。
散々迷って選んだ一品だったし、知人からの評判も
なかなか好評だったので(お世辞かもしれないけど)、
自分なりに満足していたのだが.....。

かけ始めてすぐに問題が浮かび上がってきた。

痛い。のである。

これまでかけていた眼鏡のフレームは細くて軽いもの
だったから気付かなかったのだが、太いフレームは
やっぱり重い。
ずっとかけていると時間とともに鼻筋に喰いこんできて、
やがて耐えられなくなってしまった。

ここにも光と影があった。

僕らは何かを選択するときに光だけを見がちだ。
だけど光があれば必ず影も共存しているのである。
表層を覆う光の下にあるものを見極める冷静さと眼識が欲しい。

まあ、見極められないからこそ世界は面白いのかもしれないけれど.....。□