今日の一冊

 

東京奇譚集村上春樹著 新潮社

 

夏目漱石が「夢十夜」で夢を文学化したかのように、
村上春樹は「東京奇譚集」で奇譚を文学化したかのように思う。

10年来あっていない親友のことを想う夜に突然、親友からの電話が鳴る、
といったことは誰でも経験があるのではないか。
だけど、そんな偶然が2つ3つと重なって、
しかも世界を変えてしまうほどの力になったときそれは文学になるのです。□

 

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