残念な勝利

レタスが青臭い。

キャベツも青臭い。

....という問題に長く悩まされ続けてきました。

「とんかつ店でドーン!とでてくるキャベツやレタスの
 あのシャキシャキ感をわが自宅でも!」
と、スーパーで野菜を買ってくるのだが。
これがとても「臭う」のです。
マヨネーズやドレッシングをかけてもその間からすり抜けてくる
青臭さが鼻について、最早「美味しい」どころか「忍耐」なのでした。

これまでずっとそれに耐えてきたけど(意味なく耐える性格ゆえ....)
流石にもう我慢ならん!とネットで調べると呆気なく解決しました。

レタスやサラダを冷水につけて冷蔵しておけば青臭さは抜けると。
実際に試してみてびっくり。
本当にあの青臭さは嘘のように消えたのでした。
わが自宅でもあのシャキシャキ感を手に入れることができたのでした。
万歳!勝利!!

........という話を先日、居酒屋の大将と話していたんだけど。


「残念ながら料理店は体に悪いものを出す宿命である」

 

「残念ながら料理をおいしくするために体に悪く作っている」


衝撃的な一言が返ってきたのでした。
本当はキャベツもレタスも、
すべての食材はその臭さが最も体に良いものなのです。
けれど、料理店は料理をおいしくするためにその臭さを
全部洗い落として体に悪い状態にしてだしているのだ。
というのです。

「残念ながら」という言葉をつけさせてください。
と大将は肩を落とし語った。

家庭料理ゆえのまさに文字通りの「青さ」は
美味しくは無い。けれど実は体にはいい。という結論なのでした.....。

僕はまた青臭い野菜を食べるスタイルにまた戻るべきなのだろうか。

残念な勝利.....。□