最後は一人。

自分一人でできることは限られている。
だからこそ個々が持つ力を寄せ集めて
一致団結してひとつの結晶を作り上げる。
これこそが組織のものづくり。美しき姿。

だけどこのスタイルが日常化すると、やがて
僕らは仕事の幅を知らず知らずの間に決めつけて、
お互い寄りかかり始める。
「それは僕の仕事じゃない....」「それは彼がやってくれる....」
やがて誰も手を付けていない大きな仕事の穴が
ぽっかりあいて、皆揃って奈落に落ちて行くことになる。

全ての仕事は一人ではできない。
助けあわねば決して先へは進めない。
それでも最後の最後は一人で尻をぬぐう覚悟を忘れてはならない。□