アオハルとアカアキ

以前も触れたが職場の社員食堂が変わった。

5月に10年以上続いた給食会社が新会社に変わり、
華々しいスタートを切った。....はずであった。
だけど以来、給仕がひどく遅くなってしまった。
行列は一向に進まない。
更に、お盆を手にようやく奥にたどりつけば品切れ...。
わずか数日で最初の大騒ぎは、一気に静かになった。

とはいえ社員食堂である。
他に食事をする場所は無いから客は来る。つぶれることはない。

前の給食会社の方がよかったなぁ......。
まだ1か月である。ちょっぴりノスタルジーにふけるには早すぎる。
それでもこの変化に意味はあったのか、とまで考えながら、
黙々と食事を済ませる。その刹那、思い至ったのである。

これが「デビュー」というものではないか。

前の給食会社が初めて我々の前に現れたときも、
おそらく行列に手が追いつかずパニック状態になり、品切れ続出。
みたいなことになっていたのではないかと思うのである。

そして引退するときは、
デビュー以来の失敗と反省と工夫をコツコツ積み上げ、
最高潮に磨き上げられた状態だったのではないだろうか。

比べてはいけなかったのかもしれない。

人の成長も組織の成長も。デビューは青く、引退は赤い。

時間をかけてコツコツ成長してくれることを期待して
暖かく見守ろうと思う。

きっと僕もそうやって許されて生きてきたのだろう。□

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