変態の哲学

僕はエアコンを使わない。

自宅に戻り、暑い。と思っても、

耐えることを選ぶ。変態である。

外から戻ってきたばかりは暑いのだが、

しばらくするとその暑さも落ち着いて、

あまり気にならなくなってくる。

夏は暑いのは当たり前なのだから、

暑さと共にすごすのがいいと考えている。

その暑さの中で制作をする。

限界の戦いである。

そして制作の質は限界であるほど

高くなるような気がしている。

そして制作が終わり風呂に入るとき、

初めてエアコンを入れるのである。

風呂から上がると快適な温度になっている。

その中でビールをいただく。

全ての戦いへの最高のご褒美として。

体を壊すほどに自分を追い詰め、その果てに

体を壊すほどに自分を甘やかす。その減りと張り。

その振幅が大きくなるほど仕事の質はあがるのだ

と信じる。ますます、ほんとうの変態である。

それでもこの変態哲学を信じる。そして実践する。□