以前アトリエのメンバーと、自宅での鍋パーティを
企画したときのことだ。
久しぶりに自宅にお客さんを招く企画だったから、
ごみが床に落ちていないように徹底的に注意して、
ホコリが積もったテレビや棚を丁寧に水拭きして、
友人たちが来るのを待った。
ところがいよいよ友人達が僕の家にやってきたとき、
一人の女の子が僕の部屋を見て開口一番こう言った。
「キッチン、汚なっ!」
今宵は「食べる会」。だからこそ、
彼女はキッチンが綺麗かどうかを最優先で見たのだろう。
僕は床やら棚やらはしっかり掃除はしていたのだけど、
肝心のキッチンの掃除をおろそかにしていたのだった。
人はどこを見ているか。
....を強く意識し大切にしたい。
むしろ、人が見ているところを意識さえしていれば、
見ていないところはどうでもいいのかもしれない。
(1)人が見ていること=人が優先で期待していること
にしっかり対応出来ている
(2)それが、今日だけでなく「常に」継続できている
友人でも上司でもすべて同じ。
人が期待していること=優先度の高いこと。をいつも裏切らずに
できている人。やってくれている人。
「できてる?」と言われたとき「できてます!」と
さりげなく答えられる人。
人はそういう人間を信頼し大切にする。
これが出来るか出来ないか、で世界は人類を2種に分けて
いるようにすら思う。
人が見てもいないことに力を注いできた自分を棚卸しし、
「これだけを、いつも」に応えられる人間になりたい。□