記録ではなく記憶

メモが好きだ。

世界に溢れる興味を引くこと、
自分が考え出したアイデア等、
消える前になんでもかんでもメモをする。

いつも片手にメモをもって歩いている。
メモが無い自分は、あたかも凧糸を切られてしまった凧のように、
どこかに飛ばされてしまうような不安でいっぱいになる。
すっかりメモ中毒になってしまっている。

だが、メモをすればいいものでもない。

耳で聞き、頭で理解し、記憶する。その後、整理し、記録する。

それこそが正しいメモの姿ではないか。
が昨今の自分は耳で聞き、理解する前に記録しようとしている。
メモが理解を妨げていた。メモが悪い癖になろうとしていた。
少しの間、メモを手放し、記録ではなく記憶することに立ち返りたい。□