仕事の極意

どうしても、のって来ないときがある。

人間いつでも調子がいいわけではない。
むしろ調子がいいときの方が少ないのではないか。
だからといって仕事を放棄するわけにはいかない。
のって来なくても、調子が悪くても、続けるしかない。
釣り糸をたらして1週間、魚がかからなかったとしても。
8日目、9日目、....いつか必ずかかることを確信して
歯を食いしばり、釣り糸を垂らし続けるしかない。
そうやってぐっとこらえ、自分の調子がよくなる兆候を
待ち続けるのである。
更に、待つといってもただぼーっと待っていてはいけない。
それでは一生、魚はかかってはこない。
かつて好調を呼び戻したやり方を思い出しながら、
主体的に呼び続け、捕まえに行かなくてはならない。
買っても当たらない。だが買わねば絶対に当たらない。
そんな宝くじを買いに行くような気持で、埋もれてしまった
自分の意欲を、掘り起しに行かねばならない。
とても鈍くさい。だが、これこそが仕事の極意だと思う。□