感情をすぐ前にだして金切り声で怒鳴る女性と、
静かで黙って悩む男性とを比べた時、
静かで悩む人間の方を苦手とする人間がいる。
これまでの人生哲学として、
感情を表に出す姿こそを悪と定義し、自制し、
決してその姿を他人に見せまいと努めてきたのだが、
必ずしもそれが正解ではないと知る。
人によっては、金切り声でどなろうが思っていることを
赤裸々に発言する人間の方が黙っている人間よりも
つきあいやすい。と感じていたり、ましてや、
感情を抑え、我慢している人間を最も苦手とする人間が
いるのである。
結局ありのままの全てを、そのまま出している人間にこそ、
人は安心するのではないか。
正解など無い。
できることは正解への確率をあげるということだけのようだ。
自分にとって正しいやりかたを選択して進んでいくしかない。□