日本の居酒屋

いきつけの居酒屋の大将が腕を骨折した。

全治3か月ということらしい。
どこにでもあるチェーン店やファミレスであるなら
それは仕方ないな。とあきらめたのかも知れない。
だが日本の居酒屋には「旬」がある。
これから3か月といえば秋の旬だ。
もう今年は秋の旬を味わうことはできない.....。
松茸の土瓶蒸し、秋刀魚の塩焼き、栗ご飯....。
大将の味が。2017年の秋が全て消し飛んでしまう。
僕らは一体何を生きがいにして絵を描いたらいいのだ!

大将は充実の時間を失い、
家族、スタッフは収益を失い、
我々は旬を失う。

人一人のもつ存在の大きさを感じざるを得ない。□