素直になろう

芸術を全くわからない人間が、わかっているふりをして
自らの現実に無理やり芸術を紐付けて、
近づこうとしてくる姿によく出くわす。
そういう人間は先ず必ず僕のことを「画伯」と呼ぶ。
そして次にすぐ商業や業務に芸術を使うことを提案してくる。
そんなものでは全然ないのだけど。
言葉が重なるほど、どんどんその人との距離が離れることを
感じてしまう。
「よくわからん。何がいいのかな」と聞いてくれるほうが
余程うれしいというのに。中中素直になれないのね、人間て。□