自分はあまりおしゃれな人間ではない。
いいものを身に着けたいとは、
いつも思っているが、あまり実践できていない。
ふだんの業務や生活、制作に時間が支配され、
おしゃれの優先度がみるみる下がっていくのである。
それを戒めるため、せめて年2回、賞与の出たときくらいは、
ちゃんとした店に足を運び、いいものを手に入れようと決めている。
良い靴を履きたい。
良い靴を履くとそれだけで背筋が伸び、
別の人間になれたような気持になる。
良い靴を履く。ということは自分にとっておしゃれの最高峰にある。
先日、久しぶりに百貨店に立ち寄ることができた。
良いものがそろっている。
以前からずっと手に入れてみたいのが青い靴なのだが、
赤や茶に比べ、青は高価だ。
バーゲンですら安くならない。
自然の色ではなく染色したり手間がかかるためだろう。
いろいろ迷ったが、最後はメーカーで決めた。
大好きなフィレンツェのトスカーナの職人が作ったモデルに決めた。
そろそろ生まれ変わる時期が来たようだ。
半年に一回だけ、僕は生まれ変わる(見た目のみだけど...)。□