試練

「これでいいのだ。と思ったら終わり」

と、日々、自分を戒めて生きてきたつもりだった。

が、いつの間にか「これでいいのだ」と思ってしまっていたようだ。

「これでいい」どころか、世界には「全く仕事をしていない」と見えていた現実。

心無い一言。と嘆くべきではないのだろう。

自分では、自分を戒めることができない。なにかにつけ甘えに陥っていく。

本当の戒めをもらえた、その心無い一言にもと感謝するしかないのだろう。

それにしても戒めを得る、というのはこれほどまでに苦しく、痛く、哀しいものなのだろうか。

人生という現実はいつになったら自分を許してくれるのだろう。□