鉄は熱いうちに。

鉄は熱いうちに打て。といいます。
まさにそのとおりだとおもいます。

毎年、二紀本展会場で自分の作品を見たときの
あの失望感やくやしさ。
あの瞬間「二度とこんな思いはしたくない」と
今すぐにでも家に帰り、猛反し、来年の準備を
始めたいと思う。

同様に、優れた展覧会を目のあたりにしたとき。
こうやってやるのか!今度自分も試してみよう!!
自分がもらった驚きや喜びを、彼らのように社会に
しっかり返していきたいと強く願う。

こんなときはいつも
真っ赤な炎がごうごうと自分の中で燃え滾っている。

だが、自宅に戻り、現実に戻り、また日日の仕事を
こなしていく中で、
あの熱い気持ちは後回しになり、抑えられ、埋もれ、
そしてあっという間に1年が経ってしまう。
そして、また「くそったれ!」と叫んでいる自分が
いるのである。ばかなのか、僕は。
一体いつになったら学ぶのだろう................。

鉄は熱いうちに打て。
まさに実践しなくてはいけない鉄則だと思います。□