やりすぎニッポン。

チケットキャンプが崩壊した。

椎名林檎UNICORNを追い続けている。

だが昨今のチケット争奪競争には、
ほとんど勝てたためしがない。
ライブは数年に一度のことである、
取れなければチケットキャンプでも
オークションでも、他の手段を駆使して
チケットが取れたらいい。と考えていた。
そこに来てのチケットキャンプの崩壊。
これはなかなかの大ダメージであった。

先日、桑田圭祐の京セラドームライブにて、
入場券を提示したときのことだ。
「身分証明書をご提示ください」
「.........!?」
そんなものは持ってきていない。
チケットの転売の転売が繰り返される中、
チケットと購入者の紐付けが徹底され、
ついに本人確認が実施されるところまで
来てしまったのであった。

チケットキャンプの崩壊はこんなところに
原因があるのではないか。
販売したチケットで入場できないファンの
クレームが殺到したとか...?

............つまり、これからは完全に「籤運」に
頼ってだけしかライブに行くことができなく
なってしまうということである。

個人的には、これまで売る側も買う側も
互いに満足してWIN-WINであったのだから、
放っておいてくれ。という気持ちで一杯
なのだが。
日本の、なんでもかんでも規則でしばり、
全てを見える化し、自らをも追い詰めていく
この「やりすぎの民族性」に呆れることがある。

少なくとも、今はそう考えている。

将来、この方策でテンバイヤーが激減し、狙い通り、
善良な市民たちに順当にチケットが回る世界が
やってくることを心から願う。
(だいたいそんな風にうまくいかないのも日本)□