僕と日本。

年末年始をどうすごしたという話になって。

シンゴジラを観て、
完結した漫画全25巻(名前は忘れた)を
読破しました!」という話を聞いた。

そんな話だけで怯んでしまう年頃のワタクシ。
実は、コンテンツを消化するだけでも、
かなりのエネルギーを消耗するんですよね。
若いときは、エネルギーが溢れているから、
眠らずに一気読みとか、一気にクリアとか
できるんだけど、それがすごいことにすら
彼らは気付いていない。
当時は、勉強もせずに漫画読んぢまったぜ....
と、うな垂れたりするのだけど、今となっては
それがいかにすごいことかを思い知る。
一心腐乱にひとつのことをやりきるという
エネルギーへの賛歌。
すごいなぁ。と素直に感想を漏らしたら、
「毎年、個展やってるあなたもすごい」と
言いかえされ、またドキッとする。
それほどすごいことでもない。
体力は落ち、眠らずに描いてきたこれまでの
スタイルは、正直もう無理だと感じている。
小さな時間をより充実させ、やりかたを変えて
いかなくては絶対に乗り越えられない。
1秒1秒確実に変化していく体と、どう和解し、
続けていくか。
これがこれからの大きな課題なのだと思います。

日本の企業を眺めてみれば、これも同様で、
これまで技術立国と呼ばれ経済成長を支えてきた
企業でも、経済の変化、自らの変化に気付けず、
これまでのやりかたからの柔軟な切り替えを
してこられなかったことへの末路が露呈している。
これはそっくりそのまま、未来の僕に当てはまって
きているように思うのです。

変化していく自分。変化していく日本。

それらの変化とどのように付き合っていくか、
そのやり方を作っていくことが、
これからの自分の課題であり、
また日本の課題でもあるのだと思います。□