僕にとって、夜は父であり、朝は母だった。
ある日、自分の中に父と母がいることを、
はっきりと気づいた。
夜が好きだ。
いつまでもその1日にしがみついていたい。
夜になると元気が出る。やる気が出てくる。
ワクワクしてくる。
その1日の残された数時間が最も輝いた時間
に感じる。このていたらくが「父」だ。
朝が嫌いだ。
朝はあの夜の天国から一気に僕を奈落の底へ
突きおとす。しっかり起きよ。まじめにやれ。
自分の中にある良心が体を叩き起こす。
その厳しさが「母」だ。
これまで距離を置いていた夜と朝だったが、
ここでひとつの和解をしようと思う。
「夜、少しだけ早く眠り、
朝、少しだけ多く眠る。」
夜にしがみつくことを緩め、朝の厳しさを緩める。
もっとできる気がする。だけどまずはここから。
働き方。生き方の改革を始めてみたい。□