Evangelion

ピョンチャン五輪で世界が湧いている。

金、銀、銅、全てのメダルを手に入れた高木美帆選手が、
4年前のソチ冬期五輪で代表落選したときをふり返って、
「生涯の全てをかけないと勝てないと気付いた」
みたいなことをテレビのインタビューで答えていた。

生涯の全てをかける。

すごい言葉だと思います。
ただ言葉があるだけでなくって、その華々しい成果と
有機的に結びついて現実的な重みがしっかりついてる。

やっぱり一つのことに全てを注がないとダメなのかなぁ。

二刀流=どっちつかずの生き方をしている自分は、最早、
あれほどの輝かしい光を放つことはできないのだろうか。
あまりのまぶしさに感動を超えて打ちのめされたような
気持ちになる。まぶしすぎて目を開けることができない。

ガベージのような小さな時間を編み物のように編み上げて、
彼女の内から発する燦然たる光に匹敵するものを、僕にも
つくりあげることはできないだろうか。
絶望的な歓びに溺れそうになりながらも、それでもまだ
蜘蛛の糸をつかみにいこうとする自分は一体どこを目指し
ているのだろう。

いつの日か、二刀流サラリーマンにも福音を!

.......なんて願いながらまた絵筆をにぎる。懲りないね僕。□