夢十夜 Season2 第八夜

こんな夢をみた。
2台の列車が山道を登って行く。
道路の上を走っていたが、車内はどうみても電車だった。
修学旅行だっただろうか。何名かのかつての仲間もいる。
山をひとつ越えようとしていた時、窓の外を見ると激しい山火事が起きている。
どうやら噴火があったようだ。山小屋が激しい炎で焼けている。
列車は止まらず進む。
次の山に入り、進むと、ここでもまた山火事が起こっている。
列車はもう来た道を戻ることが出来なくなっている。
やがてたどりついたのは武道館だった。
ヒクソン・グレイシーと増田力也のマッチメイクがされたと言われ、知らぬ間に僕はヒクソン・グレイシーと闘わなくてはいけない事態になっていた。
当然、何の準備もしていない。準備をしていたところで勝てるわけがない。
流石にジャージでリングには上がれまい、と控室らしき部屋で引き出しを探っていたらそれらしき試合向けのパンツがでてきたので履き替えた。
奥の部屋は丸ごと一部屋トイレになっていて、兄がつまったトイレを掃除している。兄と試合の話をした。引退をしたとはいえ、相手はグレイシーだ。30秒ですら立っていられる自信が無い。すぐ倒れた方がいい。とアドバイスを受ける。
試合はいつはじまるのだろう。
電光掲示板を見るとヒクソン・グレイシーと自分の写真が掲げられた広告がどでかく掲示されている。もはや逃げられない。
ひとりで会場へ向かうと「ここで待っていてください」とリングへの入口近くの席に座って待つよう、スタッフに指示される。
セコンドもマネージャーもいない。絶対死ぬ。
席について頭を抱え込んでいたら親友のSがやってきて隣に座った。
彼も何かの試合に出るようだ。試合の時間が刻一刻と迫っている。□