スイカに塩

もともとは、褒めるときに使う言葉なんだけど、
実際には、とがめるときに使われる言葉がある。

「優等生」という言葉は、もともと成績がよくスポーツも万能。といった「優秀な人」を指すはずだけど、
絵描きが「優等生」と言われたときは、たいてい「考えすぎていて絵が全く良くない」とか「画一的で全然おもしろくない」という意味になってしまう。

逆に、

「いかれている」と言う言葉は、もともと狂っているとか、頭がおかしい。という意味のはずだけど、
絵描きが「いかれている」と言われたときは「すごい!」とか「COOL!!」といった賞賛の意味になるのである。

最近になって「相当いかれてる」と言われることがあって、すごく嬉しかった。やっとわかってきてくれるようになったか。と(笑)。この「いかれ具合」に作品の質がついてくるようになるとしめたものなんだけどなぁ.....。

「やだぁ、かわいい~」と叫ぶ女の子は、嫌なのか、好きなのか、よくわからなくなる。いったん否定することで、肯定の意味を強めたいのでしょう。

イカに塩かけるのも同じようなものか。□