そして誰もいなくなった。


「みんな、いなくなってしまうなぁ」


髪は短ければいい。そう思って、これまでずっと格安の理髪店に行っていたのだけど、そろそろ卒業かな。と考え始めています。

理髪店には数名の理髪師がいて、予約なしで飛び込むと、そのとき手の空いた理髪師が髪を切ってくれるシステムです。
うまいなぁと思った理髪師がいても、指名することは出来ません。
コストを落としている分、より多くのお客さんを手早くさばくことを優先しているからです。
中には、ちょっと....という理髪師もいたりします。
誰が僕の髪を切ってくれるのか。それは風だけが知っている。(ナンチャッテ)
ロシアンルーレットをこめかみに当てるような気持で理髪店に飛び込むのです。
うまいなぁと感じる理髪師はすぐに姿を消してしまいます。
やめてしまったのか。別の店舗に転属となったのか。それも風だけが知っている。(クドイ)

みんないなくなってしまう時代です。

長く1つの仕事に取り組むという働き方は、なくなりつつあるのだろうか。

人の手を使ってやっていたことをロボットがやってくれるようにもなってきている。

時代と共に不要となった仕事は消えて、人の手からロボットの手に移り、聞いた事も無いような職種が次々に生まれています。

人間としての働き方、生きがいはどこに残されていくのだろう。

変わっていくものもいいけど、変わらないものを、もっと大切にしたいよね。□